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2014年8月 6日 (水)

白馬岳を登ってきました。

友人に連れられて3日4日と一泊2日で白馬岳へ行ってきました。初めてで最後の白馬でしょう。3日の午前3時福井を出発、割と早く八方駐車場についてタクシーで登山口の猿倉に、7時ちょうどに登山開始が出来ました。

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白馬登山のコースは一日目は猿倉から白馬尻、大雪渓、岩屋跡・・白馬村営山荘・・そして泊まりの白馬山荘・・翌日山荘から白馬岳山頂から三国境・・・小蓮華・・白馬大池・・天狗原・・栂池平ロープウェー・・栂池から帰路にとの予定です。

毎度のことですが高山植物や美しい花を見ながら登山するのですが・・・花の名前を覚えることが出来ません。写真に撮りながら覚えたいと思うのですが・・・・

イワギキョウ出迎えてくれました。岩に咲くからでしょうか・・今日の予定は白馬山荘まで6時間の予定です。体が持つか心配ですが可愛い花を見るたびに『ほっと』して気が休みます。(もちろん体も休みます)

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登山を開始してから1時間30分を過ぎて白馬尻に大雪渓を見てここを登るのかと、上を見れば沢山の登山客が列を連ねて登っています。2時間以上をかけてこの雪渓を登るのですから大変です。仲間は登山経験の豊かな人ばかり(ですから安心なのですが)最初の直行する大雪渓は雪ばかりを見ての登りですからそんなに感じませんでしたが・・・斜面を横切るときは正直ビビりましたです。若干高所恐怖症を抱えているものですから足がすくみます。このままズルッと滑ったらどうなるのだろうを想像すると・・・怖いです。

Dscf1199 登り切った後は岩場が続きます。振り返ると『よくぞこんな急なところを登ったなあ』と自分で感心してしまいます。この写真が13時36分ごろです。もうかれこれ6時間30分、そろそろ着くころではと思いながら上を目指すと白馬村営山荘が見えてきました。リーダがお花畑を散策しながらゆっくりと登ってくれたので楽しく登山をすることが出来ました。それにしてもこんな山誰がルートを見つけたのかと不思議です。

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シロウマオウギ?が可愛らしく咲いてあちらこちらに群生していました。

今日の泊まりの白馬山荘まであと30分ほどだと聞かされて気分が爽やかに踊る気分です。

ガレキの続く山道を登ると白馬岳と唐松岳の標識があって右へ・・・この道は遠回りの道だから30分以上かかるだろう??え!

高山植物たちは大変ですね。こんなガレキの間に根をはって生きていくなんて。どんな栄養を取るのでしょうか・・・・

Dscf1256 しばらくするとやっと見えてきました。白馬山荘が・・・今日のお泊まりはここで・・・2時30分に到着、登り始めてから、7時間30分経過していました。十分に時間があるので頂上まで行きましょうという仲間が・・ついていくことにしました。明日も登るからと棄権する仲間も(今日の内に登って良かった、お天気が変わってしまいました)・・・

Dscf1312_1_2頂上付近まで行くと霧が出てきました。白馬山荘の案内では明日は霧・・・曇りとの予報が周りをみると展望はよくありません霧が立ち込めて・・・仲間と山に登るとよく言われるのですが般若心経を唱えて晴れるようにして・・と、で般若心経を唱えることに・・・と、どうでしょう今まで霧で何も見えなかったのが・・・さあーっと霧が引いて下界も見えるように・・

聞くもんですね般若心経は時々私の神様は私の願いを聞いてくださる時があります。今日もその日になったのでしょう。神様もご機嫌が良いようで写真のように霧が登ってきている風の流れが、神様の気が変わって向うの方へと追いやってくれたようです。周りにいた登山客も諦めて山荘に戻ろうとしていましたが、あわててカメラを取り出しDscf1351てシャッターを切っていました。本当に嬉しくなって私もカメラを取り出して景色を収めました。

デジカメ時代に遭遇して良かったです。アナログカメラの時代の人は大変だったでしょう。フイルム代で結構経済的にしんどかったのでは、さらに現像代でまた出費がかさみます。デジカメはメモリ代だけでそれも最近は数千円で何ギガの時代です。現像しなくてもパソコンやIPADで見ることが出来ます。気に入った写真だけ印刷すれば楽しめます。

第一日目の終わりは夕食です。仲間と他愛もない話をしながらの食事は何を食べてもおいしく感じます。普段は一人での食事ですから、こんな時の食事がことさら美味しく感じます。それに山小屋の食事がレストランに変身していますから・・・粗末なインスタントではありません。

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こんなデザートもできます。ビールもあります。もう何でもあります・・・知らないのは私だけです。山イメージは昔のままですから。夕食を終えて明日の体力のために早く寝ることに8時ごろには寝たのでしょうか。夜中にトイレに目を覚ますと2時頃でしたか・・すでに旅立ちの準備をしている人たちが・・・真っ暗なところを危ないのではと、勝手な心配を・・・

兎に角お天気が良くなりますようにと願いながら寝ました。結果はあまりお願いが聞き届けられなかったようです。天気予報のとおりに濃い霧の朝でした。昨日のうちに頂上を見てよかった。

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 山荘を朝6時に出発。山頂から下山する感覚でしたが・・・??私だけの勘違い・・・尾根伝いの登山の繰り返しでした。改めて地図を見てみると白馬山頂が2932.2mで小蓮崋山が2768.9m白馬大池2469m、それに乗鞍岳が2436.7m・・・登って下ってまた登るの繰り返し、距離も昨日より今日の方が長いではありませんか・・・・

白馬山頂から少し下ったところでライチョウが・・と・・・名前を忘れましたが何とか雲雀??ピントずれですがカメラの中に納まってくれました。Dscf1548

 ・・・白馬大池が見えてきたときは、心底うれしく思いました。尾根伝いの登山道が白馬大池までつながって見えます。あそこで大休憩が待っていると思うと心ウキウキです。ハクサンコザクラ、チングルマ、コマクサなどがいたるところに咲いていました。カメラを向けるのに忙しく、一人ではありませんから仲間についていきながらの撮影です。下りの道は大好きです。この道は見晴らしも良くて大変気に入りました。こんな山道だけなら毎日でも来たくなります。

チングルマを見つけると、これは花というより花の終わりだという・・・

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 花の命の変遷を見ながらの白馬登山、白馬大池から乗鞍岳・天狗原そして栂池平までの長かったこと岩場が続く登山道も初めての体験でした。大きな岩がごろごろと、どのようにしてこの岩が出てきたのでしょうか、また不思議なのは尾根伝いのガレキ・・石の崩れたものが積み上がっている山・・・底に映えている植物たち・・・自然の不思議をまた体験した白馬登山でした。栂池平からロープウェーに乗って一気に下山、栂池温泉で体を癒して精気を取り戻して帰路につきました。私の潜在意識としての気持ちには登山好き気持ちがあるのだろうけれど・・表に出る私はあまり登山が好きではありません。なぜなら怖いからです。

でも、今回も仲間に誘われてきた白馬岳、素晴らしい山に出会えてよかった。出来ればまた登れたらと思うけれど、来年は古希・・・だんだんと登山はできなくなる年齢になっていくことだろう。正直一日7時間はきつい。5時間ぐらいが限界になりつつあるなあと、今回の登山で感じた。また、一泊二日が体力の限界かも・・・三日目には足が持たなくなってくる・・楽しい登山をこれからも続けたいと思っています。(感謝・合掌)

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