大相撲名古屋場所観戦
友人の紹介で大相撲の本場所(名古屋場所)を観戦しました。最高の席を取れたとのことで喜んでいました。向正面の桝席で西側花道の近くでした。向正面はテレビにもよく出るので緊張しながらの観戦で楽しみました。会場には10時ごろに着きましたが最初から観戦するかは迷っていました。夕方の6時までですから8時間あります。
どうするか・・・チケットを手配してくれた親方に聞くと、途中外出もできるとのこと・・・それじゃ初めから観てみようということで中に入ることに。
愛知県体育館の中はどのようになっているのか分かりませんでしたが、テレビで見ているとお客さんが皆んな団扇や扇子で仰いでいる姿が写っているので暑いのだろうと覚悟してきたのですが会場に入ってみると、ひんやりとして涼しいではありませんか・・・うれしくなってきました。(ところが後でだんだんと会場の熱気で暑くなったのです)
私たちが会場に入ると案内する人が出てきて桝席まで連れて行ってくれました。まだ観客は少なくがらがらの状態です。序の口とか序二段とかの取組が始まっていましたが・・・桝席に座るとまずびっくりしたのは、ビールやおつまみなどが出されたことです。ジュースなどの飲み物もあります。さっそくビールを頂きながら観戦しました。お弁当もしっかりした二段重ねの相撲弁当です。
いろいろびっくりすることが沢山ありました。なにしろ私の経験で最初で最後になる大相撲観戦ですから・・・
幕下以下の取り組みを観戦する人は少ないですが桝席などで見る方は結構いました。熱烈なファンなのでしょうか・・・ひいきの力士が出るとしこ名を大きい声で掛けていました。若い力士を見て感じたのは私たち一般の人よりは大きい身体ですが、小さく見えたことです。やせ形のタイプの力士もあんこ型の力士も体つきがまだまだ小さいのと体に着いた筋肉がまったく違うということです。中には動作が重く感じる動きをする力士がいましたが・・・・よーく観察すると出てくるときにもうすでに体に汗が・・・猛練習をした後に出てきている感じでした。よたよたした感じのあんこ型の力士と筋肉質のやせ形の動きのいい力士の対戦で、見ててもあんこ型の力士は1秒か2秒で負けるのではと予想したのですが・・・見事に外れました。あんこ型の力士が反対に2秒で押し出しの勝ちです。
8時間も観戦できるかどうか、途中外出を考えていましたが、結構時間も早く過ぎるように感じて気が付くと十両の取り組みに・・・十両となると体がまったく違うように見えました。筋肉が隆々として体型も変わってきています。目の前で力士さんの姿を、見て感じたのはこのことでした。幼稚園や小学生の体つきが中学生に飛躍したぐらいに感じます。幕の内になるとさらに逞しくなっていることに・・・プロの世界というかその違いに感心させられました。
横綱になるとまさに光り輝いています。練習と努力の積み重ねがすこしづつ実になってきている変化を光速度カメラで見ているような感じでした。
結びの白鵬と稀勢の里の一番すごい相撲の展開を目の当たりで観戦できた喜びを体験できたことを感謝して、座布団の舞う愛知県体育館を後にしました。