懐かしい思い出の場所
昨日の夕方、夕涼みがてらというか、自転車で例のごとく九頭竜川の堤防を走りました。帰り道に福井の町中を走って帰ることに・・・・・西福井あたりに差し掛かったとき、ふと幼いころ育ったところに寄り道をした。今、底喰川の河川改修が行われているところにこんもりとした森というか林というか・・・福井大学の南側にそんな場所があります。
昔というか、もう60年も前にこの場所に住んでいたことがありました。私の父が健在だったころこの森の一角に家があって、8歳か9歳ごろまで住んでいたように思います。
福井大震災の時のことも思い出されます。
家が建っていた場所に行くと、こんな看板が出ているので
森の中に入っていきました。すると若者たちが何やら準備している。キャンドルやパソコンの準備をしていました。ちょっとばかり話しかけると、映画を観賞するのだという。リーダと思われる若者がいろいろ話しかけてくれたので・・・・昔ここに住んでいたことがあるのだと話して、一方的に私の昔話をさせてもらった。
若者たちは毎週金曜日?に、いろいろ活動をしているとのことだった。私は、どこどこに栗の木があって、あっちにはザクロと棗の木があって、このあたりには深い井戸があったはずだと記憶をたどって話すと、それはまだありますとか、このあたりでしょうとか説明してくれた。私は自分の中で幼いころのことを懐かしく思い出していた。
まだ、この近くに幼友達のTAGAMIさんが住んでおられるのではないだろうかと話すと・・・若者も知っているとのこと。
底喰川(私の記憶ではゴゲンドウ川と記憶しているのだが)の改修でこの雑木林が一時無くなってしまう危機に直面したそうです。幼少のころはこの森がとてつもなく大きく感じて入り込んだら出てこられないと信じていた・・・福井大震災の時もこの森の中にあったUEDAさんのところで百人一首の絵札で坊主めくりしていた時に震災に遭遇した記憶が残っています。
今思うと誰も助けてはくれなかったように思います。(悪い意味ではありません)気が付くとぽつんと一人になっていて、泣きながら家に帰ったのを覚えています。その帰り道の長かったこと今でいうと1km以上は歩いたような気持ちです。いまみると200mあるかないかの距離です。
しばし、懐かしい思い出に浸って雑木林を眺めていました。