« 今日も又一日が・・・ | メイン | 植樹祭リハーサル »

2009年6月 4日 (木)

・・・・考えさせられること・・・アメリカには健康保険がない?

知らないことって沢山あるのですね・・・

アメリカは自由の国でアメリカンドリームで、人の夢が叶う国・・・確かにそういう良いところが沢山あるのでしょう。

今日テレビを見ていたら丁度アメリカの保険制度をドキュメンタリーにした物語が入っていました。

日本は国民皆保険で種類はいくつかありますが何らかの健康保険に皆加入しています。さらに自分で保険会社の医療保険に加入することも出来ます。両方の保険に入っていれば病気にかかってもほとんどのものが保障されて実質的には無料に近い医療を受けることが出来ます。

今健康保険の財政が赤字になって問題になりつつありますが・・・このテレビ番組を見ていて思ったのですが日本は幸せな国だと思いました。

西側諸国ではアメリカだけが政府などによる保険制度がない国だそうです。保険会社の医療保険だけがある国で、国民は保険会社の保険に加入することで医療を受けることが出来るそうです。

番組で問題にしていたのは医療費が支払いできない人達の問題です。日本でも健康保険に加入していない人は医療費に悩まなければなりません・・・。

単純に観れば自由ですから保険に加入していない人は自己責任で解決しなければなりませんが・・・アメリカが抱えている問題はこれだけではなさそうです。保険会社が保険金の支払いを否認することが多いということです。10%をボーダラインにして保険会社が査定するところを取材して放送していました。保険会社で働く人の証言などのあって・・・疑問を感じざるを得ませんでした。

日本でも社会保障費の申請を却下するお役所の問題が報道されたことありますが・・使い方しだいで雲泥の差が出るのですね。

又、不思議なことは救急車を利用するにも、治療するにも事前の申請が必要だということです。番組の中でも交通事故で意識がないのに救急車の申請をどうやってするの・・結果は救急車の費用は保険で支払い却下ということ???

ヒラリークリントンがクリントン大統領に時代以前に国民皆保険制度に改革案を提案すべく活動に取り組んでいたとのこと・・・しかし医薬品会社や医師会、保険会社の猛反発をくらってクリントンが大統領になったときから、その活動をやめたとのことです。政治献金がクリントンに流れていたことから・・・

どこの国でも政治資金の裏にはいろいろな問題があります。

それにしても、医療費がとても高いということです。番組の中では1万ドルとか5万ドルとかいう数字が出ていましたから・・喘息の薬が120ドルする・・・同じ薬がキューバでは1ドル・・

といった矛盾を追及していました。

国民皆保険制度に反対する人は・・医者・保険会社・製薬会社とその政治資金を貰っている議員・・・何か矛盾を感じています。また反対のコマーシャルというか、活動の内容がすごい・・・政府の保険になると共産主義になってしまうとか・・・自由な診療が出来なくなるとか・・・医者を選ばれないとか・・・宣伝が効きすぎてアメリカの国民はそれを信じている・・・という状態になっている・・・このところをこの番組は疑問を投げかけて・・・いろいろな国の制度、ヨーロッパ(イギリス、フランス・・)諸国の保険制度を紹介していました。

ほとんど無料・・フランスは大学の授業料も無料??ほんと?

日本でも保険制度の問題はいろいろ論議されています・・・健康保険の利かない薬だとか・・診療報酬の問題だとか・・・

いろいろな制度も運用方法しだいで変わる・・医療費がタダとなるとだれが負担するの・・

でもこの番組を見た限りでは、自由の国のアメリカらしくないひとつの問題だと感じました。

格差問題が日本でも問題になりつつありますが、医療、教育・・・などは公的機関による保障が必要な分野ではないだろうか・・・

今日はテレビを見る時間があって・・良かったなと思えた日です。

何はともあれ、健康第一です・・・・。

フォトアルバム

TomsFriendsお勧めのホームぺージ